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図形を普段から書く意味

算数科講師 ボス

2023 洛南 大問5

今年の入試問題より考えさせられる

この問題を見ていただいて、どう感じられるであろうか?

実際に受けた受験生ならどう感じたのだろうか?

また実際に受けられた保護者の方の立場だとしたらどう感じるのでしょうか?

自分が解説を作ろうと思って解いた時も、冷静な気持ちで問題を解いているにも関わらず

????

となったりもした…。

お気づきの方もおられるとは思うのですが、

三角形ABPは三角定規(正三角形の半分)

なのです。

ん?

どこに直角?

いやいや、またまたご冗談を…

と。

それならば、

直線QPは傾いてますけど?

となるわけです。笑

ここで、もう解説をお見せしますが…

    2023 洛南 大問5 解説

さて、これを見て今から受験させられるお子様の保護者の皆様、受験をする子ども達に関わる方はどう考えられますか?

学校の意図も含めて…。

作成者の気持ちで考えると

もしも正確な図で出すと…

1番の問題は90度と見た目で判断する生徒がいる

2番の問題は正確な図に書き込めば上のようにパズルのように解くことができる

ということは

真面目に考えた生徒は損をする

という発想なのでは?と思うのですが…

性格の良い大人の気持ちで考えると

真面目に考えた受験生も、本当に合ってるの?と焦って、可哀想だし…

となるわけで。笑

ただ、一つ言えることは…

洛南の入試問題で不正確すぎる図が出た

と知った、模試や入試の作成者達は

自分も不正確な図で問題を作ろう

となるわけです。

では、そんな問題が出ても対応できるようになるためには

図は普段から常に書かないといけない

のです。

普段書いていない子が急に書けと言われても書けないわけで、これは

普段の授業や宿題で書いているから

こそ、本当に書かないといけない問題で書けるわけです。

例えば、

野球を見たことしかない子が急に野球がうまくできるか?と言われると、そんなことはないですよね…

もちろん一部の子にはいるかもしれません…

大半の子はできないでしょう。

もちろん

図を書くことは強制はしませんが

図を書いた方がほとんどの生徒にとってはいいと思われます…

信じるか信じないかはお任せします…。笑

sugo6juku 算数科講師 boss